今回紹介するのはeSportsプレイヤーときど。
今回彼のことを調べたら昨年引退したイチロー選手との共通点が判明しました。
このブログはときどを知らない方向けに執筆しています。
Contents
ときどのプロフィール(小学生)

ときどの本名は谷口一(たにぐちはじめ)です。生年月日は1985年生まれ。出身は沖縄県那覇生まれで、育ちは神奈川県横浜市です。
ときどというプレイヤー名の由来は「飛んで、キックして、どうしたぁー」の頭文字を友人が呆れて名付けたのが由来です。
ときどが初めてゲームをしたのは7歳の頃。その頃ときどの両親は共働きでときど少年は学校帰りに従兄弟の家に通っていました。
従兄弟の家にはファミコンが置いてあり、そこでときどはゲームに熱中していました。
そのゲームが当時はやっていた「ストリートファイターⅡ」です。
できることならずっとゲームをしたかったときど少年に立ちはだかる最初の障害は親の教育方針と学業でした。
ときどの両親は学業に力を入れている家庭で、息子であるときどにも強いられてきました。
両親には勉強した時間と同じぐらいゲームをしてもいいと言われていました。
彼はその言いつけを勉強をすればするほどゲームを同じぐらいしてもいいんだと捉えました。
その結果、名門校麻布中学校の試験に無事合格しつつ、ゲームの腕も上達しました。
ときどのプロフィール(中学生・高校生)
ときど少年は中学生になってもゲームの熱は覚めることはなく横浜・金沢文庫の店舗で毎日ゲーム仲間と対戦していました。
小学校まで通用していた「飛んで、キックして、どうしたぁー戦法」も通用しなくなり工夫するようになりました。ときど少年がゲームの奥深さが分かってきました。
彼のゲームに対する熱はすざましく、大船に強いプレイヤーがいると聞くと毎週足を運ぶほどです。
遠征を繰り返すといつしか地元には彼に勝てるものはいなかったそうです。
その後も新たな街で強者の噂を聞くとその街に行くの繰り返しの日々をおくってきました。
そしてゲームをしにアメリカに向かったのは高校生の時です。
行動力と探究心がときど選手の強さの秘訣でした。
そんな彼にまた新たな障害が待ち受けました。それが東京大学受験です。
東京大学受験する経緯がゲームをすることを両親に文句を言わさないためでした。
もちろん東大受験中もゲームを欠かさなかったときど少年。
少年はある方法を思い付きました。それが「あらゆる行動のルーティン化」です。
少年は自習室の席・食事の時間・その日の勉強の内容・ゲームセンターに行く時間など何でもルーティン化しました。
そうすることで面倒でも動かなくてはいけない状況を自ら作ることができたのです。
そして、現在は勉強の代わりにジムと空手をルーティン化しています。
そして一年の浪人の末東京大学に合格、そしてそのまま大学院へと進みました。
初めての挫折。そして、プロゲーマーになる
ときど選手は志望していた学校に合格、ゲームの腕が上達するなど挫折をすることなく過ごしてきました。
そんな彼に初めての挫折が訪れました。それが希望していた研究室に行けなかったことです。
仕方なく別の研究室に進んだが、結果はその研究に興味が持てず次第に足が遠のいていきました。
大学院の門を潜ろうとしても怖くなってそれ以上行けなくなって公園に行くという生活が続きました。
親に大学院を中退したいといったのは大学院に入学してから一年経った頃です。
大学院を中退し、公務員になるために就職活動を開始しました。
その途中であるニュースを耳にしました。それがウメハラが日本人で初めてプロゲーマーになったことです。
これから公務員をしながら趣味でゲームをすることを考えていたときど。
かつてのライバルが10年後もプロとして活躍しているのをテレビ越しに眺めるのを想像したら嫌になったときど選手はプロゲーマーになることを決意しました。
好きなゲームが上手くいかなくなり挫折。救ってくれたのは空手でした
2010年にプロゲーマーになったときど選手。日本人では二人目でした。
プロゲーマーになってからこれまで以上に真剣にゲームに取り組みました。
同時にゲームをなめていたと当時を振り返り語ったときど選手。
これまでのゲームスタイルは「ときど式」でした。
ときど式とは最新情報を先に手に入れ、ゲームの要点をとらえる。そして、リスクを排除し、負けない戦い方をするのが「ときど式」です。
2013年まではこの方法で順調に勝ち進んできました。
しかし、2013年ごろからeSports業界の環境変化により「ときど式」が通用しなくなりました。
そんなスランプに陥ったときど選手を救ってくれたのは当時マネージャから勧められた「空手」でした。
当時は軽い気持ちで「光遊会」という空手の同好会に通いました。
空手をすることで強いメンタルを身につき、ゼロからやり方を試行錯誤することに決めたそうです。
彼の努力が報われたのが2017年のEvolution(世界最大の格闘ゲームの大会)で優勝しました。
その後、カプコンプロツアーで年間ポイント1位、Eリーグ 優勝。と世界各国で行われている世界大会で優勝してきました。
ゲーマー選手「ときど」から分かったイチローとの共通点

とここまでがときど選手のプロフィールでした。ここまではネットで調べたら分かることです。
このブログが他のと違うところはときどの練習法は努力の天才と言われている鈴木一郎選手(以下イチロー)と似ていること。
その練習を知ることでビジネスにも生かさせることです。
まずはイチロー選手との共通点を3つ挙げます。
①自分の欠点を知り尽くしいること
ときど選手は自身のことを凡人だと述べています。
自分自身で反応速度もメンタルも凡人並みで奇抜な発想力もありませんでした。
一方、イチローも自身のフィジカルにコンプレックスを抱いていました。
イチローの身長は180cm、体重は79kgです。我々日本人の平均からすれば180cmは羨ましいですが、屈強な体格が多いメジャーリーグでは違いました。
メジャーリーガーの平均は187cm、95kgとイチローがいかに小柄かわかります。
ここでイチローが取った秘策はすぐに一塁ベースにたどりつく技術でした。
オリックス時代ではいわゆる「振り子打法」が主流でした。
しかし、メジャーに行ってから振り子打法から単打の多い打撃に変更しています。
さらに周囲のメンバーによるとイチローは打った直後にすでに右足が一塁ベースに向いていると述べています。
そうすることで他のバッターでは内野ゴロになるような単打がイチローの場合は安打になる可能性が高まります。
とにかくベースにたどり着くことに着目した打法。このこだわりを研究することでMLBシーズン最多安打記録保持者になりました。
イチローが自分がフィジカルがないという欠点を知理尽くしているからこそ慢心せずときど選手もイチロー選手も好成績を残すことができたのです。
②試合外でも常に競技のことを考えている
当たり前じゃんと思いますが、プロの世界に入るといろんな誘惑があります。今日頑張ったら奮発しちゃおうとか、先輩に誘われたから夜遊びしようとか。プロになったことで特別感を感じ、自分が特別な人間になった気分になります。
そうやって好成績を残せなくなり、引退したプロ選手は山ほどいます。
しかし、ときど選手は違います。彼は数々の世界大会で好成績を残しても部屋にはベットしか置いていないそうです。
部屋にベットしかないのは家を居心地いい場所にしたくないようでテレビやソファなどがあると練習やジムに行きのが億劫になるためあえて何もない部屋にしているのだそう。
かといってこだわりがないわけではなく、対戦会場・駅・空港が近い物件じゃなきゃダメだといっています。
また彼自身勝負は画面外でも行われているという考えを持っています。
例えば試合前にはダッシュして心拍数をあげてから試合に臨むと述べています。なぜなら試合では緊張していつも以上に心拍数が上がるためいつもの調子でプレイできないといっています。
またプロゲーマーは基本的に海外出張が多いため、長くて半日かかります。着く頃には体力が限界ですぐに寝てしまいます。
その対策として、ときど選手はゲーマーなのにジムに週3回行っているそうです。その結果、長い遠征でも疲れずに世界大会での対策の時間に当てることができたと述べています。
イチローも本番外でも野球のことを考えている
ときど選手のゲームに対するこだわりはイチローも同様です。イチローは自身を「野球の研究者になりたい」といってた通り、自分で自分の体のコンディションを整えていました。
例えば、オリックス時代にフィジカルが貧弱だと言われたイチローは一時期90キロ近くまで増やしましたが、しばらくして、元の体重に戻したそうです。
その理由を聞くとある体重増やすと調子が出なかったと述べています。
③自分自身のメンテナンスを重要視している
ときど選手もイチロー選手も試合外でも身体のメンテナンスにこだわっています。例えばときど選手はお酒を飲まずに食事もトレーナーの指示に従って炭水化物をかなり減らしているようです。
本人曰くかなりきついらしいですが、彼の持論では自分があれこれ考えるよりもその道のプロに従う外注方式の方が結果が出るとおっしゃっていました。
またイチローも試合前には念入りにストレッチをしているようです。野球に関して研究した結果、ストレッチをした方が怪我をせずに万全な状態で本番に臨めるようです。
実はイチローやときど選手は怪我などで退場したことがありません。メッシやクリロナなどがなぜ優秀と呼ばれているのかは怪我をしないことです。
彼らは常に自分自身の身体に気を使っているからです。他の選手は怪我が原因でブランクや以前の技術力に戻らないことが数え切れないほどあります。
イチローやときどはそれを理解しているからこそ自分のコンディションを最重要視
しているのです。
私たちも同じように実践すればその世界で一流になれる
ときど選手やイチロー選手の共通点を見比べてみていかがでしたか。今までこの二人を雲の上の存在だと思い、私たちにはとても真似できないと考えていました。
しかし、彼らの方法はストイックでしたが、決して私たちも真似できない方法じゃないですよね。
確かに所有欲や贅沢などを捨ててときどやイチローのように本業にフル活用するのは並大抵のことではありません。
しかし、目標を達成するには何かを犠牲にしないと達成できないとナポレオン・ヒル著「思考は現実化する」でかかれています。
彼らが欲を犠牲にして苦しい顔をしていたのでしょうか。私にはそう見えませんでした。
いつの時代も何かを犠牲にして目標を達成する姿はカッコよく見えるものです。
私たちも彼らと同じように実践すればその業界で一流になる可能性があります。彼らのようになりたければ覚悟を決めて今から実践してみましょう。
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