さあ始まりました!かぐや様2期の大注目回「生徒会選挙編」。
この回はファンに大人気というわけではないですが、普段ふざけている生徒会メンバーが大活躍する珍しい真面目な回ということで注目されています。
かぐや様は1話完結が多い中、初めて3話続いた回でした。
まあこの記事は最新話を追いかけているヤングジャンプ派のための記事なので、結末はご存知だとは思います。それではどうぞ!!
伊井野ミコは笑わせない
生徒会選挙編と言いましたが、タイトルは「伊井野ミコは笑わせない」でした。
わたしの悪い癖としてタイトルを注目せずに早く本編をみたいと思うタイプなので。
実はかぐや様はタイトルに大きな含みが隠されており、タイトルから今後の展開が知れる材料になるので考察好きは必ず確認する模様。
伊井野ミコは笑わせない・・・前話観てみて、もしかすると委員長タイプなら誰しも悩むかもしれません。わたしは委員長に任命されたことがないので、気持ちはわかりませんが。
話が脱線しました。それでは本編をどうぞ!
石上は前生徒会メンバーにあることを進言します。
石上「今日の選挙…伊井野ミコに徹底的に勝ちたいんです」
しかし、生徒会メンバーが言うには支持率がすでに9割ほどいるので負ける心配する必要性はない模様。
それでも石上は伊井野ミコに圧倒的に勝ちたいらしく、さらに圧倒的に勝利するよう嘆願しています。
台詞だけみると圧倒的悪役感。しかし、石上は悪役的思考とは違うことを考えているようで、ある思惑がありました。
そして伊井野ミコ・大仏こばち陣営にチェンジ。
あれだけ自信満々だったミコも本番前はさすがに緊張している様子。手のひらに人を書いて飲み込むと緊張しないというおまじないをしています。
そして大仏にもするように誘導するミコ。しかし、人と書いて飲み込もうとしたときにためらいます。
どうしたのと聞くとどうやら「人」に感情移入してしまって飲み込めない模様。
これには流石に何いっているのとひいている様子。
大仏がどんどん「人」に設定をつくってますが、ミコちゃんが冷静に突っ込んでいるのがクスリときます。
もし大仏がミコちゃんの緊張をほぐそうと冗談をいったとしたらほんといい友情だなと思います。
そして、本番なので準備してくださいと職員に呼ばれ、壇上へと向かう伊井野陣営。
そして、同時期に前生徒会メンバーの面々の慎重な面持ちを目にするミコ。これは手強いと思ったのか応援演説に向かう大仏にエールを送るミコ。
その気持ちを受け取った大仏は先ほど裕作と名付けた「人」を飲み込み応援演説に向かいます。
大仏は緊張しながらも全生徒の前で淀みない演説をします。
しかし、会場の生徒は注意が散漫で聞いている生徒は半分もいません。
落ち込む大仏。次は全生徒会メンバーの番です。
やはり前生徒会側の応援演説は「四宮かぐや」です。生かぐやだと浮かれている全生徒に対しある策略を仕掛けます。
それはマイクのマイク部を触り、スピーカーを通して会場全体に甲高い音を鳴らす「ハウリング」です。
大抵は思わずしてしまう恥ずかしいハプニングですが、かぐやの場合、わざとハウリングをすることで全員を強制的に注目させました。
そして、プレゼンテーションを交えながら巧みに演説するかぐや。ビジネスマンでは当たり前ですが、実際、高校生ではプレゼンテーションを交えながら演説する高校は多くないようです。
一見簡単にみえるスクリーンを見ながらの演説。しかし、やってみるとわかるのですが、一切途切れることなくスクリーンを変えながら淀みなく演説するのは難しいです。
大仏のように台本を見ながら演説するのが高校生では一般的。しかし、かぐやは台本を一切見ずに一挙一動を交えながらできるので、会場の反応を見ながら演説することができます。
このシーンだけでもかぐやの有能さがわかりますね。
もちろんかぐやだけではなく、反白銀派を中心に先生を誘導させる藤原。ハッタリを交えたプレゼンを作成した石上など前生徒会メンバーが大活躍しています。
普段、見せない有能な一面に驚きが隠せません。さすがに生徒会は無能じゃ務まらないですよね。
しかし、実績や実力はミコも負けてないと信頼している大仏ですが、ミコにある懸念がありました。
それがミコが「あがり症」だと言うことです。
それは選挙に負けるごとに年々ひどくなっているらしく、観客も醜態を晒したミコに対し、含み笑いをしています。
その中には口うるさいミコをよく思っていない生徒も含まれていて、普段は指図してくる目のタンコブが恥を晒していることに愉快に思われています。
石上もミコに注意される側の人間で彼自身もよく思っていないですが、それ以上に頑張っている人間をバカにするのはもっと許せないと発言。
「圧倒的に伊井野ミコに勝って欲しい」この思惑はどうせ笑われるなら圧倒的に勝って伊井野ミコ側の印象が残らないようにするという考えからでしょう。
これはあがり症は治らないし、どうせ恥を晒すならダメージが少ない方がいいという石上なりの優しさでしょう。
白銀御行「任せろ、伊井野ミコを笑わせないようにすればいいんだろ」
しかし、会長はミコのあがり症を克服させてバカにした奴らを見返そうぜと言う考えのようです。
察しのいい石上はこれから御行がすることがわかっていて、改めて尊敬の顔をしていました。
自分が動いても変わらないと思っている石上と自分から行動して人生が一変した御行の対比がなんとも興味深いですね。
連載を読んだ時点では約束された神回に胸を弾ませていました。
伊井野ミコは笑わせたい
場面は伊井野ミコの過去編から。
父は高等裁判所裁判官、母は国際人道支援団体員をもつ伊井野ミコ。仕事柄、幼少期から家を開けることが多い両親に寂しい思いをしていました。
その原因が世の中には悪者が多いからと考え、生徒会長に立候補する前から風紀委員・学級委員長を務めていました。
口うるさい性格の委員長タイプはみんな共感すると思いますが、このタイプの多くが同級生に好かれません。
自らの立候補でなれる風紀委員・学級委員長に対し、一定数以上の支持がなければなれない生徒会長はミコをよく思わない多数派により一度も生徒会長になれませんでした。
頑張っているのにわかってくれないし、同級生から嫌がらせされることによって辛い目にあってきました。
その積み重ねがいつしかあがり症を悪化させました。観衆の目線に恐怖心を感じ、ついには公約を描いたプリントを落としてしまいました。
そこに同じ壇上に登場した御行の姿が。
「もういいだろ!時間の無駄だ!」
厳しい言葉を浴びせる御行。こんな時代錯誤なマニフェストを蚊が蹴ても誰もついてこないと意見を述べます。
そんなことはないと反論したくても観衆の目線が怖くて何も言えないミコ。
そして、意見があるなら俺の目をみろと御行の方に向けさせます。
ミコが御行の方に向けるとそこには優しい笑みで反論しやすいように待ち構える御行の姿が。
ここがポイントで会長に視線を向けさせることで観衆に対する意識を逸らすことができます。また腕を組みなど威圧的な姿勢ではなく、包容力のある雰囲気にすることで極度の緊張を緩和させています。
会長自身、ミコは演説より議論の方が得意だと読んでこのような行為に及んだと思われます。
かぐやもこのままほっとけば勝手に自滅するのにとつぶやいてますが、特に止める気はない様子。
その結果、あがらずに予定より30分以上演説が続きました。
本番の演説はおそらくミコだけで御行自身は演説していないと思われるので、選挙の結果はどうなるかわかりません。
その結果は僅差で御行の勝利。
その結果にまた会長になれなかったと悔しがるミコ。その近くには怪しげな雰囲気の生徒たちが。
また蔑まれると思ったが実際に聞こえたのは歓喜の声でした。敗退に一緒になって悔しがる生徒とミコに大仏思わず泣いてしまいました。
その一方で遠巻きに見つめる御行改め会長。
会計監査と庶務を決めないとなと言いながらミコと大仏を見つめていました。
かぐや様は呼ばれない
白銀御行が当選したことに喜ぶ藤原。その一方かぐやは緊張の糸が切れたのか早坂にまたれかかるように倒れます。
数日間ろくに眠れていないかぐやは早坂と一緒になって励まし合いますが、藤原が来るとすぐに突き飛ばして退散しましたw
ストレスで胃が痛くなったと勘違いした藤原はすぐに保健室に運びます。
一方ミコと大仏を生徒会に誘う会長。しかし、大仏は即効拒否します。特に生徒会には興味がない様子。一方ミコは初めて生徒会に誘われたことに喜びを隠せません。
一方で生徒会に入れるか心配する藤原と石上。性格に難があると自覚している両者は不安になっていますが、会長は当たり前のように藤原・石上を役職名で呼び、最初の仕事が始まるぞと呼びかけます。
一方で保健室で会長が見舞いに来ないと不安になるかぐやと早坂。
もしかして生徒会に入れる気がないんじゃとカリスマ的な演説をした人物とは思えないほど弱気になっているかぐや。
何を不安になっているのか早坂が尋ねると藤原・石上と同じように性格に問題があるから入れないんだと不安になっている模様。
生徒会に入らなくてもいいと考えている一方仕方ないなんてあんまりだともうメンタルに感情が左右されているかぐやはお可愛いです。
しかも、スマホのピンチみたいに画面が縮小したら音量が小さくなったり、拡大すると大きくなる演出が他の媒体で見たことがない斬新な演出に思わず笑っちゃいました。
そんなに不安なら会長に聞けばいいじゃないですかというと早坂が退室しました。
するとそこに会長が入室しました。会長がかぐやが怒っていることを知ると協力してもらいながら身勝手な行動に謝る会長。
しかし、協力してもらいながらただ立っているのは会長に相応しくないと思っている様子で、自分の考えを言った上で改めてかぐやを副会長に誘います。
かぐやがOKサインを出すとすぐに退室する会長。
そして、3話ぶりに戻ってきた生徒会室を掃除すると新生徒会活動開始しました。
そして追加メンバー伊井野ミコを加えたところで第6話が終了しました。
まとめ
改めてこのブログの構成を見直すと最初はもうダッシュして最終的に息切れしているような計画性のないですね。
理想としては全部で5,000字で一見出しにつき1500字でした。上手くなるように頑張ります。
以上で「大人気の選挙回!!かぐや様 第5話の感想と考察」が終わります。
最後までご覧いただきありがとうございます。